監督:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス
ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ
妻に先立たれてから心を閉ざしていた大学教授のウォルター。
学会のため久しぶりにNYの別宅へ帰ってくると、
不法滞在者のジャンベ奏者タレクとゼイナブが
詐欺にあって騙されそこに住んでいた。
行くあてもない2人の滞在を許すウォルター。
やがてタレクはウォルターにジャンベを教えだし、
そこからウォルターは変わりだすのだが、
そんな矢先タレクは不法滞在を理由に拘束されてしまうのだった。
アメリカでは最初4つの映画館でしか上映されなかったものの
口コミで広まり、最終的に270の映画館で上映されることになった話題作。
ジャンベの映画ということで楽しみにしていた。
映画はもちろんそんな期待に大いに答えてくれ、
ジャンベのグルーブ感も味わえるものだったけれど
それだけでは終わらなかった。
9.11後のアメリカの移民政策に疑問をなげかける
社会的なメッセージがちゃんとあって、
でもそれをストーリーの中にしっかり含んでくれていたので
勉強というような硬さが全くなく自分の中に入ってくる感じだった。
一人ひとりのセリフの中に真実がたくさん含まれていて
見応えがあった。
現在、伏見ミリオン座で上映中!