2010年11月13日土曜日

エチオピアンローズの美しさ


さぁ、エチオピア最終日。
今日は朝からバラ農園へ向かいます。
  
エチオピアではバラが特産物として有名。
主に今はヨーロッパに輸出されているのだけど、
エチオピアのバラは香りが強くないので、
日本では飲食店などで好まれ使われ始めているそう。
 

パイプを通して肥料や水をやる。
設備も整っています。
 

ここでは近隣に住む女性たちが働いていました。
これによって女性たちは現金収入を得ることができるようになり、
旦那さんが稼いできたお金を生活費にしてくれなくて
困っていた家庭も子どもを自分たちで養えるようになったのだそう。
 

わたしも一本切らせてもらいましたが、
茎が太くてしっかりしてて、はさみを入れるのも一苦労。
 
でも、ここの女性たちはとても楽しそうに仕事してた。
 

ビニールハウスの中ではラジオがかかっていた。
 
「ラジオはみんなの楽しみなんだ。
他にも作業中にいろんなことを知ってもらおうと
エイズに関するテープを流したりもするんだけど、
ラジオは音楽が聞けるし、DJの話も聞けるし
みんな大好きだよ」とスタッフ。
 
海を越えてもラジオが誰かに元気を与えていることが
とってもうれしかった。
 

救急セットもちゃんと整備。
 

肥料を蓄える場所。
ここから流れてきます。
 

冷蔵室のようなところにバラを一旦保管した後は、
 

仕分け作業。
ここでも女性たちが手で全て大きさ別に分けて
商品に仕上げていきます。
  



現金収入を得られるようになったことだけでなく、
女性たちにとって大きかったのは、
ここでいろんな悩みを話せるようになったことだと、
スタッフは教えてくれた。
 

家庭で何か問題があっても、ここで女性同士で話すことができる。
DVを受けているなど深刻な問題を抱える女性には
カウンセリングのスタッフもいるのだそう。
 

家にずっといて、逃げ場がなかった女性たちは
ここに来ると笑顔になれた。
彼女たちは仕事を楽しみ、誇りに思っているようにも感じられた。
 



こんな風にして出来上がって運ばれてくるエチオピアンローズ。
見かけたら手にとってみてくださいね!
  

それを作り出す人にもたくさんの笑顔を与えてきた
強くしっかりして、凛としたその姿は
それを買って手にする人にも何だか力をくれそうです。
 

次は日本の花屋さんで会えるのを楽しみにしています!
 
ちなみに日本では夏木マリさんが
エチオピアで出逢ったバラの美しさに感動したところから、
バラの販売を通じて子どもたちを
サポートするプロジェクトを始められてます。
ぜひコチラ見てみてください♪