2009年6月20日土曜日

ココ・シャネル


監督:クリスチャン・デュゲイ
出演:シャーリー・マクレーン、マルコム・マクダウェル
   バルボラ・ボブローヴァ
 
世界で最も有名なブランドの一つである「シャネル」。
それを作り上げた人「ガブリエル・ココ・シャネル」の人生を描いた映画。
 
修道院で孤児として育ったところから、
仕立屋、帽子のデザイナーとキャリアアップをさせていったココ。
パンの支払いもできなかったところから
はい上がってきた彼女は本当にかっこいい。
女性のサクセスストーリーが好きな人は絶対好きな映画。
 
草食系男子や肉食系女子なんて言葉が出るなんて
まだ想像もできなかった時代に
堂々と女性の自立を彼女はファッションと自身の人生で表現した。
 
「女性は自分たちのために装うべき」
 
「今まで何一つ諦めたことはない」
 
恋愛でも仕事でも毅然したその振る舞いは
今この時代でもファッション誌の特集で絶賛されそうだ。
 
映画は名言のオンパレード。 
途中から思わずメモをとる。
 
「人生は成功でなく失敗で強くなるの」
 
「運命と出逢う夜かも。
 できるだけ美しく装って」
 
「香水を選べない女に未来はない」
 
そして心に響いたのは
「女は中身だってことをこのデザイナーは考えてない」
  
ファッションの見方を変えられた気がした。
ファッションは外見だけのものじゃない。
それは人の考えを、もっと言えば人間そのものを現わしてる。
  
彼女は本気で女性を美しくしようとした。
 
スクリーンの中、女性たちは昔の映画でよく目にするファッション。
その中で彼女だけが現代の女性のファッションだった。
時代の先を行くそのセンス。
実際にそれを体現する勇気はどれほどのものだったろう。
 
また一つ好きな映画が増えました。
 
8月ロードショー