監督:大友啓史
出演:大森南朋、玉山鉄二、栗山千明
あのテレビシリーズの映画化。
かつて瀕死の日本企業を次々と買い叩きながらも
日本のマーケットに絶望した鷲津は海外生活を送っていた。
そんな彼のもとへ大手の自動車メーカー「アカマ自動車」を
中国系巨大ファンドによる買収危機から救ってほしいと
かつての盟友芝野が頼みに訪れる。
中国系巨大ファンドの劉はかなりのヤリ手。
鷲津と劉の壮絶な買収戦争はどうなっていくのか・・。
レッドクリフに私は男たちの戦いを見た。
そして今回、時代を超えて、形を変えて、場所を変えて
男たちの戦いというのは続いているのだということを実感した。
今は男女問わず、あらゆる仕事においてみんな「戦って」いるのだろう。
この映画はまさにその一つをありありと映し出していた。
普通に暮らしていると数字としてしか入ってこなかった経済の動き。
それはとても深く、後ろにはとてつもなく大きなドラマがあり、
人の心があるのだということを知る。
こんな時代だからこそ・・
何を求めるのか。
何を選ぶのか。
こんな時代だからこそ・・
それを見抜く力がきっと必要なのだ。
それを教えてくれたような気がする。
こんな時代だからこそ・・
見ておきたい映画でした。
6月6日ロードショー
http://www.hagetaka-movie.jp/