帰り道、風に舞うイチョウの葉が妙に明るく見えた。
道に敷き詰められた落ち葉がとても愛おしく思えた。
それは、きっとJONSIのライブの魔法がまだ続いていたから。
未だ興奮冷めやらず。
買ったばかりのTシャツと直筆サイン入りDVDを見てはニヤニヤ。
なんて素晴らしいライブをするんだろう。
サマソニ以来だから半年ぶりくらいに見るJONSIのライブ。
同じ曲でも何て新鮮なんだろう。
完全に別世界へ行って帰ってきたという感じ。
もっとあの世界にいたかったのに・・と名残り惜しくて仕方ない。
楽器という枠を超えていて、声という枠を超えていて、
音楽という枠を超えている。
彼は彼のイメージした世界に存在する自然の音を
この世界にあるモノで似せて再現しているのだと思う。
だから、楽器の幅も広いし、
何で音を出しているのかわからないことだってしばしば。
普通、同じ曲を聞いても人によって浮かぶイメージや景色というのは
きっとバラバラなんだろうけど、
JONSIの場合はみんなが同じ風景を共有しているような気がする。
ドラムの地響き。
鳥の鳴き声。
水の音。
後ろに映像が映し出された時なんて圧巻。
その映像通りに進んでいく音楽。
どちらがメインなのかわからないほど、
その2つが混ざり合う様は素晴らしくて。
泣きそうになった。
良い音楽を聞くと無性に絵が描きたくなる。
何度も何度もこれを描こうと思った。
たくさんの構想ができすぎて、
わたしの右手はうずうずしてる。
今すぐにでも、筆をとりたいのに。
明日までの仕事が山のよう・・。
でも、なかなか現実に帰ってこれないので、
手をつけられないんだよねー。
と、こうしている今も現実逃避。
そろそろ、現実に戻りますか。大人ですから!
と、言いつつ買ったDVDに手が伸びる・・。