この近くにはウントット山というはげ山があり、
政府がそこへ成長の早いユーカリを植えていた。
村の人たちはそれを薪にしようと取りに行くわけなのだけど、
これを何と女性たちがやっていたのだ。
重い薪を背中に担いでの重労働。
これは何とかしたい、彼女たちに他の現金収入を!ということで
地元のローカルNGOが立ち上げたのがこの機織り工場。
作りがとてもしっかりしていたので、
大使館の奥さんたちが目をつけ、デザインをアドバイス。
それによって日本でも普通に買いたくなるような素敵なストールが
出来上がった。
今では外務省の要人たちも足を運んでいるということ。
わたしが買ったのはママとお揃いのブルーのストール。
そして「エシカル・ファッション」をやっている原田さとみさんは
ここで輸入を始められることに!
「エシカル・ファッション」というのはファッション業界における
「環境や途上国に配慮した倫理的なファッションに
ファッション業界自体を変えていこう!」という動き。
フェアトレードは「労働力が全て途上国」という仕組みの一方で、
エシカルは「途上国が提供できる部分は途上国で。
デザインなど、こちらが提供できる部分はこちらで」というように、
素材だけフェアトレードの現地到達で、作るのはこちらという形も含んだ
ひとつ幅が広くなったフェアトレードのあり方。
ちなみにこのエシカルファッションのファッションショーが
今月17日~18日に久屋大通公園で開催の
生物屋台村の中で行われます!
ファッションショーは18日の夕方。
当日はトルコに行ってるさとみさんのお留守番で
わたし空木がお話しさせていただきます♪
さぁ、話は戻ってこのローカルNGOのお話。
このストールの工房の隣には、穀物の脱穀工場があっただけど、
これもそのローカルNGOが機織りができない年配の女性のために
仕事の機会を提供した場所。
女性の組合により運営されていて、
みんなでお金をプールして穀物を買い、
脱穀をして売るという形になっていた。
遊んでいるのを発見。