一緒に行った原田さとみさんは一児の母。
子どもには小さい頃から、
プラスチックの出来上がったおもちゃは与えず
木のものや自分たちで作ったものを与えて育ていたり、
子育てコラムも書いてきた謂わば、お手本のようなママだ。
そのさとみさんが途中の村を抜けたところで突然泣き出した。
「あんな風に子育てがしたい。
ここには理想のお母さんがいっぱいいるね。
理想の子育てができてる。」と。
「ここの子ども達は服はボロボロかもしれない。
でも本当に楽しそうに走り回って、心からの笑顔を見せてる。
日本のお母さんは新しい服を、きれいな服を着せたがるけど、
子どもはそんなのどうでもいいんだよね。
泥だらけで遊びたい。
バレエのおけいこなんてどうでもよくて、
こんな自然の中で遊びたいんだよね。
日本の子どもこそかわいそう。
何が「援助」なんだろう。
ここには学ぶことしかないのに。
日本の子どもこそ助けてあげる必要がある。」
「国内線じゃなくて、9時間かけて車で来てよかった。
この人たちを見られて良かった。
日本に帰ってやることがどんどん見えてきたよ」
この人と一緒に来れたことを心から感謝した。
さとみさんといると学びが倍になる。 (
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そして、さとみさんがどんどん自分の答えを見つけていく隣で
わたしはこの時、焦っていた。
わたしの答えは・・?
それを見つけるのはもっと先の話。