2010年2月1日月曜日

しあわせの隠れ場所


脚本・監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:サンドラ・ブロック
 
父親の顔も知らず、母親とは引き裂かれ、
家も寝るところもなかったひとりぼっちの黒人少年、マイケル・オアー。
真冬の夜にTシャツと短パン姿で歩いていた彼に
声をかけたのは一人の白人女性だった。
彼女は迷いながらも夫と子ども二人の4人家族の自分の家に
マイケルを招き入れるのだった。
 
今年始まったばかりなのに、
もう2010年のベストフィルムに出逢ってしまったような気がした。
本当にオススメの映画!!
 
小さなやさしさがたくさん詰まっていた。
言葉にも。表情にも。本当にたくさん。
 
誰にも愛してもらえなくて、笑うことを知らなかった子ども時代のマイケルが
見せる一つ一つの小さなスマイルに最初から何度も泣きそうになる。
そこからちょっとずつ笑顔が増えていく様子に、
いつのまにかこちらまでスクリーンの前でニッコリ。
 
夢中になれるものがあると人は強くなれる。
そして愛をくれる人が周りにいるということも強くなれる一つの要素だ。
 
自分の居場所がなくて、誰からも相手にされなかった少年は
いろんな意味で強くなって、みんなから必要とされるまでになった。
後半は後から後から続いてくる涙が止まらなかった。
 
そして、何よりこれが実話だということがすごい!
サンドラ・ブロックはこの映画でゴールデングローブ賞、
主演女優賞を受賞。
これはDVDも買いたいなぁ。
 
2月27日ロードショー。