2010年2月10日水曜日
プリンセスと魔法のキス
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
声の出演:アニカ・ノニ・ローズ、ブルーノ・カンポス
ニューオリンズで自分の店を持つことを夢見て
毎日必死に働くティアナ。
ある日、マルドニア王国の王子さまがやってくるのだけど、
王子は魔術師にカエルの姿に変えられてしまう。
お姫さまが王子にキスをすると人間に戻るという物語を信じて
ひょんなことからドレスを着ていたティアナはキスをすることになるが、
王子は人間には戻らず、逆にティアナまでもがカエルになってしまう。
これはすごくオススメ!
ただの夢物語ではなく、ちゃんと現実的なところがよかった。
王子様は名ばかりで、かっこいいから女性にはモテるんだけど、
働かないから何もできないし、お金もない。
あぁ、いるいる!こういうダメな男の人、という感じ(笑)
一方で、主人公は「かわいいプリンセス」ではなく、しっかりと働く女性。
徐々に彼女の影響でお料理もやるようになり、
彼女のために働く!と言いだすようになる王子の姿には
家事を手伝ってくれるようになってきたパパさんの姿を重ねる女性も
多いかもしれない。
2人がカエルになってしまったのは、2人に課せられた試練。
きっと必要なことだった。そこで2人は大切なことに気づけたから。
「望みばかりを願うのではなく、何が必要なのかを考えること」
それは大人になってからこそ響くメッセージだった気もします。
そして一番辛い時期を一緒に乗り越えられる相手とは
やはり強い絆ができるんですね。
ニューオリンズということで音楽にJAZZが入ってきたり、
フランス系の訛りのあるホタルだったり、
いろんな要素がストーリーを邪魔しない程度にギュッと
入っていて、いろんな楽しみ方ができる映画でした。
3月6日ロードショー