監督:三木孝浩
出演:宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一
自由を求めて会社を辞めた芽衣子と、
フリーターをしながらバンドを続ける種田。
未来に確信が持てず寄り添いながら東京の片隅で暮らす2人。
だが、芽衣子の一言で種田は諦めかけた想いを
つなごうとするのだった。
大学を卒業して2年目の二人の話だけど、
誰もが味わったことのある
大学時代独特のあの空気感が漂っていた。
青臭いけど、真剣で。
毎日毎日考えてた。
自分は何がしたいんだろうって。
どんな人生を送りたいんだろうって。
みんな何で変わってくんだろうって。
変わることが怖かった。
それがいつの間にか。
振り返るとみんな変わってた。
わたしも変わってた。
わたしは夢を叶えてしまったから
そのあたりのことには余計に鈍感だったのかもしれない。
変わらないことがいいわけではなくて、
戻ることがいいわけでもなくて。
実際あの場所に戻ることなんて決してできなくて。
だったら何がしたいのかと言えば
時々こんな映画を観て、あの頃の自分を大切に認めてあげること。
思い出してあげることなんじゃないかと思うんだ。
4月3日ロードショー。