2009年4月14日火曜日

引き出しの中のラブレター

公開が少し先なんですが、
試写会で見てきたので一足はやくご紹介です。


監督:三城真一
出演:常盤貴子、林遣都、中島知子、岩尾望
   本上まなみ、萩原聖人

ラジオのパーソナリティが父の死をきっかけに
「伝えたくても伝えられなかったリスナーの大切な思い」を
届ける番組を自ら企画し、ある奇跡を願うというストーリー。

わたし自身がもう一度、ラジオのパーソナリティに憧れる映画でした。
こんな風になりたいと本気で思えた。

と同時に、それを既に職業にしている今は、
ラジオで話す言葉の重みも身に染みました。
OAで話したある一言がきっかけで、リスナーの生活に変化が起き、
主人公(真生)は北海道に謝りに行く・・
そう、毎日の放送はそれ程(それ以上)の責任を負ってる。
噛みしめないと。

そして、ラジオが起こす奇跡というのを改めて考えました。
この映画に描かれているような奇跡が毎日ある訳ではないにしても
ラジオはやはりたくさんの奇跡を生み出せるものだと思う。

そのタイミングでたまたま聞いた曲に本当に救われたり。
たった一言が誰かの人生を変えたり。

思えば、わたし自身も毎日聞いていた
あるラジオ番組のDJさんがきっかけでこの仕事をやりたい!
と思ったところから始まって今に至ります。
それだってものすごい奇跡だと思うのです。

他にも女性が仕事を持つことについてだったり、
親が子供に対して抱く気持ちだったり、
いろんな方向から、考えたり、感じたりできる映画でした。
かなりの涙を要するのでハンカチは大きめでお願いします。

10月より全国ロードショー