2011年1月21日金曜日

コップなごや水基金

エコをテーマにした去年の特番で取材したのをきっかけに
今年から正式にコップなごや水基金コーデュネーターとして
お手伝いさせていただくことになりました!
 
コップなごや水基金。
もうレストラン等で直接触れている方も多いと思うのですが、
改めてどういうものかと言いますと・・
 
カフェやレストランに行くと、おいしいお水が運ばれてきますよね?
その水は無料でとってもおいしい。
なぜかというと、木曽川の保全を
きちんとしてくれている人たちがいるからなんです。
  
でも、木曽川ではそれに携わる人が少なくなってきて
保全が難しくなってきている。
コップなごや水基金はこれを何とかしよう!というもの。
  
そんな背景が書かれたプレートがお水と共に運ばれてきます。
(もしくはテーブルに置いてあります)
 
お水を飲みながらちょっと木曽川に想いを馳せてもらい、
帰る時に、プレートの真ん中にある円の中に
海外でチップを置いてくるような感覚でお金を置いていってもらう。
それが直接木曽川の保全につながるようになっている。
 
そんな活動なんです。 
 
といっても、お店によって関わり方は仕方はさまざまで、
テーブルのプレートの代わりに
募金箱を置いてくれているお店もあります。
 
私が去年の夏に取材で行ったアフリカで出逢った女の子たちは
腰にタンクをつけて、水を汲みに行っていました。
 
私たちが日本でコップ一杯の水を
水道から注ぐのにかかる時間はほんの数秒。
彼女達はそれを何時間もかけて歩いて汲みに行きます。
そして苦労して汲んできたその水は
名古屋の水のようにおいしくはないのです。
 
でも、そんな彼女たちの方が水を大切にしていました。
自分の手元に来るまでの過程が見えなくなってしまった
私たちは自分の代わりにその過程をやってくれている人たちに
感謝することを忘れてしまっているのかもしれません。
 
今日もおいしい水を守ってくれている木曽川流域の方たちに
「ありがとう」の気持ちを込めて、テーブルにコインを置くというのは
何だかとっても当たり前のことのように思うのです。
 
そして、これは
「製造にも輸送にも環境負荷がかかるペットボトルのお水ではなく、
水道水を飲もうよ!」というメッセージでもあります。
 
野菜は地元のものを選ぶのに、水は海外のものを飲む。
それって何だか変だなぁ、といつも思っていました。
お水だって地産地消。土地のものが良いはずなのに、と。
 
ヨーロッパではそんな動きがもっと早くから広がっていて、
昔はカフェで「ペットボトルのお水をちょうだい」というのが
カッコよかったパリでも、今では
「水道のお水をください」というのがオシャレになっているんだそう。
 
名古屋市でも市議会の時にはペットボトルではなく、
カラフェに入った水道水が出てくるなど、
水道水を飲む活動はどんどん広がってきています。
 
そんな今だからこそ、おいしい水道の水を守りたい。
食事の後の少しの思いやりが、
わたしたちの未来につながっています。
ぜひ、見かけた際にはご協力をお願いします!
  

早速今週は各店舗、まわってそれぞれのお店が
どんな想いで、どんな関わり方をしてくれているのか、
取材に行ってきました!
 
近々、その内容もHPにUPする予定ですので、
こちらも見てみてくださいね~