2010年6月3日木曜日

SATC2


監督:マイケル・パトリック・キング
出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル
    クリスティン・デイビス、シンシア・ニクソン
 
ベストセラー作家のキャリーは2年前に波乱の末に
結ばれたビッグと平和な結婚生活を送っていた。
一方でPR会社社長のサマンサは自ら選んだ独身生活を謳歌。
 
やさしい夫とかわいい子どもに囲まれたシャーロットは
理想の家庭作りを楽しみ、
弁護士のミランダはキャリアと家庭の両立に励むという
それぞれの生活を楽しんでいた。
 
そんな4人が友人の結婚式で久しぶりに顔をそろえることになった。
楽しい生活の中にもやはり悩みはあるけれど、
でもいつものように全力でそれに立ち向かい、
お互いにアドバイスし合う4人の姿がまぶしい一作。 
 
これまで以上にゴージャスだった!
ビタミン剤として毎週観たいくらいたくさんのパワーももらった。
 
今回の舞台は中東のアブダビ。
性的なことがオープンになってない
中東の地とあの四人というこのミスマッチ!最高に笑いました。
 
もう何年もの間、女性たちに愛されてきているSATC。
今回の2はテーマとしても今の時代にピッタリで、
そういう意味でも女性は劇場へ殺到しそうだ。

そう、依然婚活ブームの世の中で、今回のテーマは結婚生活。
自分の人生の楽しみ方を知っている女性たちは
仕事も遊びも精一杯やってきた。
そんな彼女たちが結婚するとどんな生活スタイルになるのか。
 
仕事と家庭のバランスで悩んで家庭を選んでく…という
よくあるストーリーではなくて、
そこにはリアルな一人ひとりの選択があった。
 
そしてそのロールモデルが、できそうでできない
理想のスタイルになっているというのがまたミソ。
 
昔、少女マンガを読みながら理想の自分を作り上げて、
あんな風になりたいと真似していたように、
大人になってからはこんな映画でそれをするという構図が
出来上がっているのかもしれない。
ファッションもガールズトークも生活スタイルだって。
 
冒頭では四人が出逢った頃のエピソードもファッションと共に出てきた。
それを見て「女性はこんなにも美しくなれるんだ」と何だかうれしくなる。
その美しさは自分の道を貫いてきた女性の
内側が作り上げたものに違いなかった。
 
かっこつけなくていい。周りなんて気にしなくていい。
自分の出した答えでいい。
それこそが一番かっこいい。
映画を見た後はいつもよりも背筋がピンと伸びて
足取りも何だか軽かった。
 
明日からロードショー!