2010年1月26日火曜日

日曜鴨の会 ca va?


~ビストロ☆アサコ臨時開店のお知らせ~
アサコが醸造を担当したワインと
北海道幌延町の知的障害者支援施設から届く
合鴨(ただし大雪が降ったらキャンセル)をメインに
フランスの田舎料理を頂きます。
 
鴨もワインも私にとっては『思い入れ』の強い食材なので、
今回のディナーは『思い入れ』をキーワードにします。
従って、参加者の方々は、出来る限り他人から貰った
思い入れのある品をひとつ以上身につけてお越し下さい。
 
ツレから貰ったジーパンでも、
小学校の時、母ちゃんに買ってもらったセーターでも、
祖母のお古のワンピースでも良し、
できるだけ『お店で自ら新品を買った』訳ではない洋服で
コーディネートしてお越し下さい。
副題は『どんな食べ物にもモノにもストーリィがある』ということで。
 
フランスから一時帰国中のあさちゃんから
こんなメールをもらったのは先週のこと。
 

来週はまたあさちゃんフランスに帰ってしまう!ということで
日曜はオシャレなみさちゃん家に『思い入れのある品』を身につけて
駆けつけました!
 
そう、小学生の頃に父におみやげで買ってもらったネックレスと
母が初めてお給料を貯めて買ったバーバリーのバッグ
(取っ手は古くなったので付け替えて私が使っている) を携えて。
 

お母さんのお下がりの赤のスカートと
友だちからもらったスカーフとサングラスを選んできたかよちゃんは
テーマ:オードリーヘップバーン(笑)
 

あさちゃんが作ってくれるお料理は一つ一つオシャレ!
こちらはポテトグラタン。
 

そしてこれが、フランスではライターをしながらも
ワイナリーで働いていたあさちゃんが
醸造のお手伝いをしたというワイン。
今月から「フランスワイン講座」に通っている私は興味津津。
 
働いてたワイナリーでは樽にチョークで
敢えてブドウの品種をカタカナで、樽番号を漢数字で書いて
そこにサングラスをかけた侍の絵をつけるようにしていたらしい。
 
「観光に来てる日本人の人が
それを見て買ってくれたらいいなぁと思って」って笑う笑顔が眩しかった。
 

このワイン、調べたらなんと愛知県に5本しかないことが判明して
美浜町の酒屋さんまで買いに行ったのだそう。
そしてそこで知り合った子たちも「せっかくだから~」と、
連れてきたあさちゃん。
こういう柔軟なところが本当に大好き!!
  

鴨に火が通るまでの
 

キッチントークもまた楽しい。
 

そして鴨が焼けると、
 

まず中に入れてたオレンジを取り出します。
 

そのオレンジを使って今度はソース作り。
 

あさちゃんのポッケには砥石(笑)
男前すぎます。
 

めちゃめちゃジューシーだった鴨。
ほんとにおいしかった。
でも同じくらい心に残ったのは
やっぱり楽しい話とあさちゃんの笑顔なのでした。
 
あさちゃん、フランスに戻るとさっそく来月は
パリ農業祭で日本のゆず胡椒を紹介することになっているという。
またパリでこの笑顔はたくさんの人をつなげていくんだろう。