2010年9月4日土曜日

さとみさんの涙


一緒に行った原田さとみさんは一児の母。
子どもには小さい頃から、
プラスチックの出来上がったおもちゃは与えず
木のものや自分たちで作ったものを与えて育ていたり、
子育てコラムも書いてきた謂わば、お手本のようなママだ。
 
そのさとみさんが途中の村を抜けたところで突然泣き出した。 
 
「あんな風に子育てがしたい。
ここには理想のお母さんがいっぱいいるね。
理想の子育てができてる。」と。
 

「ここの子ども達は服はボロボロかもしれない。
でも本当に楽しそうに走り回って、心からの笑顔を見せてる。
 
日本のお母さんは新しい服を、きれいな服を着せたがるけど、
子どもはそんなのどうでもいいんだよね。
泥だらけで遊びたい。
バレエのおけいこなんてどうでもよくて、
こんな自然の中で遊びたいんだよね。
 
日本の子どもこそかわいそう。
何が「援助」なんだろう。
ここには学ぶことしかないのに。
日本の子どもこそ助けてあげる必要がある。」
 
「国内線じゃなくて、9時間かけて車で来てよかった。
この人たちを見られて良かった。
日本に帰ってやることがどんどん見えてきたよ」
 
この人と一緒に来れたことを心から感謝した。
さとみさんといると学びが倍になる。 (もっと読みたい方
 
そして、さとみさんがどんどん自分の答えを見つけていく隣で
わたしはこの時、焦っていた。
わたしの答えは・・?
それを見つけるのはもっと先の話。