すみませぬ。
そろそろちゃんとアフリカ日記も書かねばと
意気込んでおります。(遅っ)

今回はエチオピアで出逢った素敵な女性のお話。
番組にも電話でご出演いただきました、
青年海外協力隊員の稲家ふみさんです!

日本でも皮製品を作る職人だった彼女が派遣されたのは
首都アディスアベバの皮革工場。

皮はたくさんあるので、それを活かして製品にできるよう
技術の向上をお手伝い。
海外からの旅行者に向けて売れるようなおみやげ小物の
デザイン&製作も始めたのだとか。
「道具を大事にしないところ!」と答えた稲家さん。

「最初はみんな壊れたら捨てて
新しい物をもらおうとしていたんです。でも、
『職人にとって道具を大事にしないなんて問題外。
あなた、それがなかったら何も作れないでしょう?
あなた、それがなかったら何も作れないでしょう?
道具は大事にしないといけないし、
壊れたら捨てるのではなく修理して使うの!』
と、当たり前なんだけどそんなことを
何度も何度も繰り返えし言ってわかってもらいました。
技術やモノどうこうより、そういう人の中に染み着いてる
考えや習慣に変化をもたらすというのが本当に難しかった。」と。
「体調を崩して熱が下がらなかったんです。お腹も痛くてもう死にそうで。
それなのに病院に行ったら原因を『日焼け』ってされたんです!!
その前にケニアに行って日焼けしていて皮がむけていたのが
その前にケニアに行って日焼けしていて皮がむけていたのが
こっちの人には信じられなかったみたいで・・。
あのときは終わっとる!!って思いましたね。」と笑う稲家さん。
この話、実はもっと長くてそこに至るまでにもっと大変なことがあり、
体の状態は結構深刻だった中、最終的なオチがそこだったので
最後に出てきた「終わっとる」の言葉に感動した。
どんな怒りの言葉でもなく、許してしまう言葉でもなく、
ただ「終わっとる」という言葉は最悪の状況を
受け入れて開き直って何とか笑い飛ばそうとする言葉。
そこに彼女の何よりの人柄と強さを感じた。
みんなから信頼されている。
「ふみはここに来た時は日本人だったけど、
今ではエチオピア人なのよ」とエチオピア人スタッフが
誇らしそうに話してくれた。
彼女がここで作り上げたことはきっと一人ひとりの中に
残るんだと思う。