2009年12月15日火曜日

ゴールデンスランバー


監督:中村義洋
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり

首相の地元仙台での凱旋パレードの真っ最中、
ラジコンヘリが首相の頭上で爆発。
首相は暗殺されてしまう。
 
ちょうどその頃、宅配ドライバーの青柳は数年ぶりに
大学時代の友人、森田と再会を果たしていた。
森田から「お前、オズワルドにされるぞ」という
謎の言葉を投げかけられた青柳。
そこから青柳の逃亡劇は始まるのだった。
  
伊坂幸太郎の原作の映画化。
見事でした。
 
とてもセンスがある大人の映画。
ギャグもスタイリッシュで軽々しくない大人の笑いがたっぷり。
決してありきたりでない展開が続くので先がほんとに見えない。
 
事件と事件が意外な形で交錯していったり、
「えぇ!この人が・・」って人が助っ人になっていったり。
 
情報操作や管理社会の怖さについて考えさせられる一方で、
人間ドラマに泣かされたり。
サスペンスでこんなにも泣いてしまうか・・という感じでした。
それも無理やりでない涙。
 
細部に至るまで本当にスタイリッシュな映画でした。
原作が気になってそのまま帰りに本買って帰ってきました。
このままこの世界にもうちょっと浸っていられそうです。
 
1月30日ロードショー