2010年12月6日月曜日

バーレスク

わたしの中で今年堂々のベストフィルム!!
本当に良い映画だった。
 

監督、脚本:スティーブン・アンティン
主演:クリスティーナ・アギレラ、シェール
  
映画始まってすぐ、まずアギレラの素顔に驚く。
アギレラっていつもメイクが濃くて、メイクによっても顔が全然違うから、
最初出てきた素顔の彼女を見ても「この子は誰なんだろう。脇役なのかな」
と、それがアギレラだということに気づかなかった。
  
でも歌い始めた瞬間・・これがアギレラだー!!!と。
どんなに薄いメイクでも、地味な格好でも、歌うとやっぱりアギレラなのだ。
 
その後も、アギレラが歌うとスクリーンの中の空気が変わった。
何の演出があるわけではなく、ただ彼女の歌声だけ変えてしまう。
他の人とは明らかに違う「本物」の証拠。
改めてこの人の実力を目の当たりにする。
 
番組でもよくかけている新曲「express」が入るときも
直前で「あ、来る!」と思った瞬間あの曲入り。
鳥肌ものだった。
そしてもうひとつ、クラブのオーナー役のシェールの歌声もさすが!
 
こんな風にアーティストが出ていたり、歌が中心になっていると
映画のストーリーはイマイチなことも多いけれど、
この映画はそんなストーリーもしっかりあってそこも魅力。
コヨーテアグリーのようだけど、(あの映画もかなり好きだったけど、)
こっちの方がその両方の面で上をいったと思う。 
 
途中アリ(アギレラ)がテス(シェール)に店に入れてほしい、と頼み
オーディションの後に「絶対にもっと練習して上手くなるから」と
食い下がるところに、この業界に入るときの自分を重ねてしまった。
 
今の事務所に入る時、わたしも同じようなことを社長に言っていた。
「今の自分は何もできないことは分かっています。
でも一年後には何でもできるようになっていますから
とりあえず入れてください。掃除からでも、研修からでも、
バイトからでも良いので。入れてもらえたら何でも吸収して
誰よりもできるようになりますから」
 
必死だった。
セミナーの後、社長の出待ちもしていたっけ。
 
そんな姿を客観的にスクリーンで見て、
夢をつかむため必要なのはやはり熱意なんだ、と思った。
そして母のようなシェールが社長とだぶって仕方なかった。
(社長スミマセン)
 
ここには夢を叶えるヒントがいっぱい詰まってる!!
地味だった女の子がどんどん輝いて
クリスティーナ・アギレラになっていく様は最高のサクセスストーリー。
輝いている女性はなんてキレイなのだろうと思わせられる。
自分ももっと輝きたいと。
もっと頑張りたいと心から思える。
 
また一つ夢ができたような。
ここからまた人生が変わってくような、そんな気がしてる。
 
プライベートでは離婚を発表したばかりのアギレラ。
その直後にこんなにかっこいい映画。
そしてバーレスク公開日は彼女の誕生日!
彼女にとってもまた新たな門出となる映画。 
ここにもまたドラマがある。
 
まだ公開にもなってないのに、DVDを買おうと早速思ってる。
そしてくじけそうになったらこれを繰り返し見るんだ。
・・と、その前に、公開になったら映画館にまた見に行きそう!
 
来週のSMILE DELIで紹介するので
OAも聞いてねー!