2009年6月20日土曜日

ブラジルから来たおじいちゃん


 
ブラジルから来たおじいちゃんの上映会+トークショーを見に
JICA地球ひろば行ってきました。
  
映画は移民の歴史から現状までが1時間に凝縮されてて
とても勉強になった。
そしてその後のトークショーがビリビリ刺激になった。
  
10歳で来日して、もう13年日本にいるロドリゴ君が
小学生の頃、いじめられたという話をした後に言った言葉。
 
「外国人だから、ということじゃないと思うんです。
日本人同士だっていじめはある。
結局自分の優越感を感じるために弱い立場の人をいじめる。
 
いじめる子が悪いというのもあるけれど、
それ以上にその子に教えてあげられない社会が悪い。
どこかで教えてあげないと子供はわからない。 
それはダメだということを大人が教えてあげないと。
そういうことをできる大人をまず教育する必要があると思う。
 
僕は「理解し合う」というのは正直キレイごとだと思っています。
日本人同士だってわかりあえないことはあるでしょう?
 
それよりも、となりの人への「思いやり」の方が大事なんじゃないかな。
お年寄りや、外国人や、周りで落ち込んでいる人や・・
弱い立場の人への思いやりの気持ち。それが必要なことだと思う。」
 
それはわたしも感じることがよくあった。
世の中には問題が山ほどあるけれど、
そのほとんどがつきつめていくと、この「思いやり」に
つながっているような気がしています。