2009年8月9日日曜日

奈良 ~法隆寺~


そのあと土曜日は奈良へ足をのばしました。
 
いつかの夏休みによく似た感じの夏の日。
いつも「うるさいなぁ」と思っていたセミの声も、
ここではとても心地いい。
 

夏の空って雲の形がきれいだね~、と
ぼーっと空を見上げる。
 
一緒に行った幸子は小学生の頃、
自由研究で空の観察って毎日写真を撮って記録してたらしい。
そんな研究、今こそやりたい。
 

まずは法隆寺へ。
世界最古の木造建築。
 
一番の興奮は玉虫厨子!
日本史の資料集で何度も見たそれは思っていたよりも
ずっと大きくて感動した。
 
本物を見るってこういうことなんだろう。
教科書の上の文字で覚えたことはなかなか残らないけれど、
実際に千年以上の時を経てきたものを目の前にした時の感動は
きっと忘れない。
 
テストのためではなく一つの興味として
そんな風にじっくり学んでいきたかったな、と思う。
まぁ、そんなことしていたら受験には
絶対間に合わなかっただろうけど(笑)
  
何にしてもあの頃、その知識が何の役に立つなんて
全然わからなかったけれど、ある程度知っているというのは
大人になってから例えばこんな風に旅に出たときでも
感動が全然違う。
 
推古天皇を知っているのと、いないとでは
やはり同じ場所に来ても、同じものを見ても
そこから広がるストーリーの大きさ・深さは違ってくる。
 

一番好きだったのはココ。
法隆寺夢殿。
 
聖徳太子を偲んで739年に建てられたもの。
ゆったりと静かな時間が流れていた。
きっとここの時間の流れ方はずっと変わらずにきたのだろう。
 

この回廊の屋根の低さと木のやさしい丸みは
当時の人の心模様をよく表していたような気がした。
 
黙ってここに佇んでしまう。
何も言わずとも、お互い同じタイミングで
同じことを自然とやってしまうこんな友人と
一緒に来れたことをほんとによかった。
うれしくて思わずシャッターを切る。
  
本当に仲の良い友人というのは
時間の流れ方が一緒なんだな、と思う。 
 
夢殿から出てくるとこんな看板を発見!!
 

さっそく入ってみることに。
 

いかるがそばを目当てに行ったのだけど、
「熱いで~、ほんまにええの~?」とおばちゃんに聞かれ、
三輪の冷やしそうめんに変更。
 

 

 

 

たまたまタイミングよくテレビではさんまさん。
奈良でさんまさんに会えるというのは
迎えられた気がして何となくうれしい。
 

そうめんは本当においしかった!
普段あまりそうめん食べないわたしなのですが、
しっかりと主張のあるこのそうめんはハマりました。
 
サイコーのお昼ごはん。
ちゅるちゅるっとごちそうさまでした。