2009年11月19日木曜日

2012


監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート
 
古代マヤ文明の暦は2012年12月21日を最後に、
それ以降の記述がなかった。
そしてその2012年、ロサンゼルスの大地震から始まった
天変地異は世界に広がっていくのだった。
 
想像していた以上にスケールが大きくて迫力があった。
これは絶対に映画館で観た方が楽しめる映画。
あれだけのスケールを描きながら、同時にディテールも丁寧に映し出す。
崩れゆくビルの破片や人の動きまで。
だからこそとてもリアルだった。
 
映画を見て考えることはたくさん。
今まで、「地球が滅亡するとしたら・・?」その問いは
私にとってその文字以上の意味を持ってはいなかった。
 
それが一体どういうことを表しているのか。
どれほどの地震が起こるのか。
海はどうなるのか。町はどうなるのか。
その中の一つひとつの出来事が見えてきて初めて
わたしはその問いに対して真剣に向き合うことができた。
 
「2012年、地球が滅亡するとしたら
 あなたは何をして過ごしますか?」
 
これまでは、どうにかして安らかな時間を過ごそうと思っていた。
やりたいことを全部やって、楽しく人生を終えよう、と。
 
でもこの映画を観て、考えが180度変わった。
わたしはいつものスタジオに行くと思う。
そして放送をすると思う。
それが最後にわたしが誰かのためにできることな気がするから。
唯一、最後に何かをこの世に残せるとしたら、わたしにはそれしかない。
 
どんな言葉を言えるかわからない。
だけど、この状況になったら誰かのために何かをしたい、と。
少しでも自分の存在した意義を残したい、とそう考えるようになった。
 
よく、明日もし世界が終わるとしても
後悔のない生き方を、なんて言うけれど
2012はそれをリアルに考えるきっかけになる映画。
 
自分の気持ちを伝えられずにいる人は、
「こんなところで足踏みしている場合じゃないんだ。
一緒に乗り越えていかなくてはいけないもっと大きなことがあるのに」
と、きっと思うだろうし。
 
目の前のちっぽけなことに足をすくわれずに、
もっと大切なものをちゃんと見ていけるように。
先を見ることできっと人は目の前にあるものを
的確にとらえられると思うから。
 
明日のスマイル・デリはこの映画を大特集です。
「2012年、地球が滅亡するとしたら
あなたは何をして過ごしますか?」
これをテーマにメッセージも大募集です。
 
劇場鑑賞券のプレゼントもあり!
ぜひ参加してください☆
 
公開は明後日土曜日から!