2009年11月29日日曜日

朝のグラデーション


早朝5時半。
雲海を見るために眠い目をこすりながらも早起きです。
 

冷たい風の中、展望台へ向かうと朝日が昇ってくる気配。
 

刻一刻と色が変わってきます。 
 

色の変化とともにエネルギーも何だかビリビリ感じるみたい。
 

太陽が顔を出す瞬間。
空はパーッと明るくなる。
 

管理人のおじさんが言った。
「今年日の出を見たのは何回目?」
 
5人共「え、えーっと・・はじめてだー!」
なかなかこんなにじっくり日が昇るのを待つって普段しないから、
こんな時間が持てたことが何よりうれしかったり。
 

 

 
 

そして何よりこんなに見事なグラデーション。
 

お目当ての雲海もうっすら。
 
西側には富士山もくっきり。
 

 

いつかみんなに家族ができたら、
子供もみんな連れてWEBALEファミリーキャンプをしようね!と約束。
 

久しぶりに会った仲間とお日さまで
たっぷり充電できた冬の日でした。
 

雲海を見に行く旅


「子供の頃みたいに本気でバカなことをする!」
を合言葉に集まった8人WEBALEのメンバーで
(今回は5人参加)千葉へ雲海を見に行く旅へ行ってきました。
 

朝まで雨が降っていて落ち葉が濡れて滑り、
みんなで押しながら乗り切りました。
 

行った先はフォレストパーティ峰山。
ココは、いきものがかりのジャケ写やロケでも
よく使われているらしいです。
 
まずは管理棟で受付。
 
 

ココがわたしたちの泊まるコテージ。
 

 

ネコちゃんやワンちゃんが飼われていて、
どの子もみんなとっても人懐っこいんです。
 

 
 

さぁて、夕食の買い出しにいきますか。
 

 

帰ってきた頃には空が黄金色に。
雨上がりの夕方は色がとても鮮やかです。
 

目の前に広がる世界も絵みたいな色あいに。
 

どこの国かもわからないこの景色。
 

虹まで!奇跡は重なります。
 

 

 

 

 

 
こんな大きな空のキャンパスを
こんなに鮮やかに染められる自然はやはりすごい。
 

夜はみんなでBBQと鍋。
 

猫をなでなで、笑う者。
 

踊る者。
 

熱く語る者。
 
いろんな濃い仲間とともに夜はどんどん更けていきます。

E.YAZAWA ROCK


監督:増田久雄
出演: 矢沢永吉
 
矢沢永吉のこれまでを描いたドキュメンタリー映画。
ドキュメンタリーというより、彼の人生の道のりを追った
ロードムービーと呼んだ方がいいかもしれない。
 
どんなことを考え、何がしたくて歌ってきたのか。
なんて人間味にあふれた人だろうと、見ていてうれしくなる。
次々に飛び出してくる永ちゃん語録。
思わず、メモをとった。
 
「LOVEだったのかな。
 人間 対 人間で歌っていきたい」
 
「季節で言うと夏だけじゃなく、
秋も春もいいなと思えるようになった。
客観的に見られるようになったんだな。
春も秋風も・・どれだけこのあたりを表現していくか。
感謝も覚えたよ。」
 
ここまで走り抜いてきたからこそ出る言葉には
重みがあった。
 
ライブの準備ではライトのあて方に至るまで
細かい部分まで本人がすべて指示。
やりたいことがものすごく明確で、
そのプロフェッショナルぶりにも驚かされた。
 
現在公開中!

理想の彼氏


監督:バート・フレインドリッチ
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジャスティン・バーサ
 
夫の浮気が原因で離婚し、
40代でシングルマザーになったサンディ。
初めての仕事も順調にこなすサンディは
やっと自分の人生を見つけたようだった。
そんな中彼女が恋に落ちた相手はなんと24歳のフリーターだった。
 
夫と別れた後、苦しみながらも自分の道を切り開いて
輝きを増していくサンディがとてもかっこよかったのと、
一つひとつの彼女の行動、反応がとても素直で
共感できる部分が多かった。
 
映画はたいてい、いろんな部分をギュギュッと凝縮しちゃうから
すっとばして、スピード展開が多いけど、
後半5年の歳月をああいう形で描いてくれたのは
無理やり感がなくて、とても好きだった。
 
相手に何を求めるか・・それを見極めたい人はもちろん、
「恋はあせらず」そんなテーマがいつも当てはまる人にも
オススメの映画。
 
現在公開中です!

曲がれ!スプーン


監督:本広克行
出演:長澤まさみ、三宅弘城、中川晴樹
 
超常現象バラエティ番組のADをしているヨネ。
ある日彼女は視聴者からの手紙を元に
カフェ・ド・念力というカフェに取材へ向かう。
手紙を出した人物はインチキだったが、
そのカフェ・ド・念力は超能力者が集まるカフェで・・。
 
エスパーたちのドタバタ劇がコミカルで笑えるし、
気のいいエスパーたちばかりなので
心がほっこりする映画。
 
幼い頃に何を信じていたのか。
どんなことにドキドキしてたのか。
周りから見るとちっちゃなことでも、
自分にとってはとっても大切なこと誰しもあったはず。
 
そんな心の片隅に忘れ去られてしまっていた
あの頃の記憶をもう一度取り出して
ていねいに扱ってあげることで「今」は
変わってくるのかもしれない。
 
お仕事帰りにぶらっと見に行くと明日もまた頑張れそう。
 
現在公開中。

大洗にも星はふるなり


監督:福田雄一
出演:山田孝之、山本裕典、佐藤二朗
 
これはもう最初から最後まで声を出して大爆笑の映画。
番組ディレクターは2回も見に行ったほど!
わたしの隣で見ていた人は、
スクリーンに向かってボソッとツッコミまで入れてました(笑) 
 
夏に海の家でバイトをしていたメンバーが
一緒に働いていたエリコから「イブにまた海の家で会いたいな」
というメールをもらい、イブに集結。
エリコが好きなのは自分だ!
だって自分はこんなことがあったんだから・・
とそれぞれ主張するメンバー。
 
ただ、その様子を再現して描いているのだけど、
それが本当におもしろい!!
ずーっとコントを見ているような感覚でした。
DVDが出たら絶対買おうと思っている映画です。
 
元気がないとき、
思いっきり笑いたいとき、
これはかなりオススメです!! 
 
現在公開中

アンヴィル ~夢を諦めきれない男たち~

最近少しバタバタとしていてブログUPができず、
書こうと思っていた映画も公開が終わってしまったり。。
 
うぅ・・すみませぬ。
 
せめてDVDリリースの前に!ということで
まとめてご紹介です。
 

監督:サーシャ・ガバシ
出演:スティーブ・リップス・クドロー、ロブ・ライナー
 
「同期はボン・ジョヴィです!」
そのキャッチフレーズに心をつかまれ見たこの映画。
観終わったあと、一人でも多くの人に見てほしい!
強くそう思った。
   
1984年、西武球場で行われた
SUPER ROCK84 IN JAPAN。
ボン・ジョヴィ、スコーピオンズ、ホワイトスネイク・・
そこに出演していたすべてのバンドがミリオン・セラーの
世界的なバンドとなっていった。
ANVILをのぞいては・・。
 
50歳を超えても、給食センターで働きながら
バンドをつづけ、夢を諦めなかったANVIL。
どうしても譲れないものが彼らにはあった。
 
事実は小説より奇なり。
ドキュメンタリーなのに、作られた映画よりもドラマがあった。
そして山場がずーっと続いているような感じだった。
人生はそうなのかもしれない。
目が離せる瞬間なんてない。
 
観終わった後、取り戻せるのは自分自身かもしれない。
愛と信頼の深さに涙が出る。
健気な彼らに何度も心の中で拍手を送った。
最高のバンドです。

2009年11月19日木曜日

2012


監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート
 
古代マヤ文明の暦は2012年12月21日を最後に、
それ以降の記述がなかった。
そしてその2012年、ロサンゼルスの大地震から始まった
天変地異は世界に広がっていくのだった。
 
想像していた以上にスケールが大きくて迫力があった。
これは絶対に映画館で観た方が楽しめる映画。
あれだけのスケールを描きながら、同時にディテールも丁寧に映し出す。
崩れゆくビルの破片や人の動きまで。
だからこそとてもリアルだった。
 
映画を見て考えることはたくさん。
今まで、「地球が滅亡するとしたら・・?」その問いは
私にとってその文字以上の意味を持ってはいなかった。
 
それが一体どういうことを表しているのか。
どれほどの地震が起こるのか。
海はどうなるのか。町はどうなるのか。
その中の一つひとつの出来事が見えてきて初めて
わたしはその問いに対して真剣に向き合うことができた。
 
「2012年、地球が滅亡するとしたら
 あなたは何をして過ごしますか?」
 
これまでは、どうにかして安らかな時間を過ごそうと思っていた。
やりたいことを全部やって、楽しく人生を終えよう、と。
 
でもこの映画を観て、考えが180度変わった。
わたしはいつものスタジオに行くと思う。
そして放送をすると思う。
それが最後にわたしが誰かのためにできることな気がするから。
唯一、最後に何かをこの世に残せるとしたら、わたしにはそれしかない。
 
どんな言葉を言えるかわからない。
だけど、この状況になったら誰かのために何かをしたい、と。
少しでも自分の存在した意義を残したい、とそう考えるようになった。
 
よく、明日もし世界が終わるとしても
後悔のない生き方を、なんて言うけれど
2012はそれをリアルに考えるきっかけになる映画。
 
自分の気持ちを伝えられずにいる人は、
「こんなところで足踏みしている場合じゃないんだ。
一緒に乗り越えていかなくてはいけないもっと大きなことがあるのに」
と、きっと思うだろうし。
 
目の前のちっぽけなことに足をすくわれずに、
もっと大切なものをちゃんと見ていけるように。
先を見ることできっと人は目の前にあるものを
的確にとらえられると思うから。
 
明日のスマイル・デリはこの映画を大特集です。
「2012年、地球が滅亡するとしたら
あなたは何をして過ごしますか?」
これをテーマにメッセージも大募集です。
 
劇場鑑賞券のプレゼントもあり!
ぜひ参加してください☆
 
公開は明後日土曜日から!

2009年11月18日水曜日

マイケル・ジャクソン This is it


このところちょっと忙しくしていて、
レポートをし損ねている映画がたまってました。。
 
こちらもそう。
番組では公開からもう何度も紹介している映画だけれど、
先日2回目を見てきて、もうそろそろ時間のせいにしないで
ちゃんと文字にして残しておきたい!ということで
やっとこれを書き始めています。
 
これは本当に大きなスクリーンで絶対に観てほしい映画。
1曲1曲が終わるごとに拍手をしそうになった。
 
このショーが実現していたら、とんでもないことになっていたと思う。
リハーサルの映像を集めているはずのなのに、
この映画のために撮ったんじゃないかと思うくらいの完璧さ。
 
そして世界最高峰のプロフェッショナル集団の集まり。
その最高峰のダンサーに教えるマイケル。
マイケルと一緒にできることを涙を流して喜ぶダンサー。 
彼は一つの時代を作って、次につなげた人だったと思う。
自分自身が次世代の人の夢であり、その夢を叶えもした。
 
彼の人間性が表れていたのもこの映画の魅力の一つ。
これまではどこか、スーパースターのアイコンだったマイケルが
こんな風に普段は笑うんだ、とか。
こんな話をするんだ、とか。
 
あんなにも才能があって、スーパースターなのに、
決してふんぞり返ることなく、
いつも謙虚でフレンドリーなマイケル。
だからこそ世界中の人を魅了できたのかもしれない。
 
1回目観終わった後、わたしは
「これほどのショーを用意していながら、
実現できずに終わった彼はどんなにか悔しかっただろう」と思った。
 
でも2回目を観た後の感想は変わってた。
「この準備をしていたとき、彼はどんなに楽しかったろう。」
 
ショーの準備をしているマイケルは
今まで見たどんなマイケルよりも活き活きして、うれしそうだった。
フェイドアウトではなく、一番楽しい時期に、
それこそサビを歌いながらカットアウトで終わった人生。 
 
それはある意味で
歴史に残るスーパースターらしい終止符だったのかもしれない。
 
帰り道は2回とも、
一緒に行ったスタッフとマイケルの話が尽きませんでした。
きっとその一つ一つが歴史になる。
 
10年後、20年後、自分の子供に
「マイケル・ジャクソンが亡くなったとき、
映画館は平日の昼でも満員でね。
お母さんも何度も見に行ったんだよ。」
という日がきっとくる。 
 
家族旅行の車の中でマイケルの曲が流れたときに
きっとされるはず。
 
まだ観てないかたは、ぜひ!!

ゼロの焦点


監督:犬堂一心
出演:広末涼子、中谷美紀、木村多江
 
結婚式から7日後、
仕事の引き継ぎのため金沢へ戻った夫は
そこから行方不明になる。
夫の足あとを辿って金沢へ行った妻。
そこで彼女は知らなかった夫の過去と
2人の女と出逢うことになり・・。
 
見終わった後に、タイトル「ゼロの焦点」というのは
なんてセンスがあるのだろう、と思った。
ゼロの焦点が合うところ、
それは主人公たちの気持ちが交錯するところであり、
事件が起こったところでもあった。
  
そしてそれはこの時代の人たちが目指した場所でも 
あったのかもしれない。
「ゼロ」・・・この時代、
それはとても大きな意味を持っていたんじゃないか。
 
戦後女性の地位が向上していく時代、
そんな時代の様子もよく表れていました。
 
現在公開中です!
 

チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展


松坂屋美術館でやっている
チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展に行ってきました!
 
チンギス・ハーンと言いながらも、
そこまでの時代をおさらいしながらの展示で、
紀元前200年の物からありビックリ。
 
日本の文化財をみるのも好きなんですが、
同じような朱色・緑・の組み合わせでも
日本とはやはり色のニュアンスや雰囲気が違っていたり、
馬の置物でも顔が全く違っていたり。
 
今の時代だって魚を描いてと言えば、
日本と海外で子供たちの描く絵が違う・・
そんな違いがこれほど昔からあることを
当たり前なんだけど何だか愛おしくなる。
 
そして改めて、
美術というのはその名の通り「美しい術」であり、
人間が「美しい」ものを求める心模様なのだな、と思った。
 
馬具に模様を必ずつけなくちゃいけないわけじゃない。
箱は無地であってもよかったはず。
 
それでもそこに装飾を施すのは
身近なものを美しくして、大切にしたいから。
大切に大切に扱われたものたちは
とてつもなく永い時を越えて、この時代まで残った。
 
そのことの大きさを感じたのでした。
 
12月6日(日)までやっているのでよかったら♪

2009年11月11日水曜日

なくもんか


監督:水田信生
脚本:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ
 
幼い頃に生き別れた兄弟が大人になってから出逢い、
予測不可能な出来事が起こしながら
笑いと涙の家族の物語を描いていく、というお話。
 
宮藤官九郎脚本ということで、
ポンポンとテンポよく進んでいくストーリー。
声を出して何度も大笑いしてしまった。
 
でも、笑いって一体なんだろう。
世の中にはいろんな笑いが存在する。
大笑い、ふくみ笑い、愛想笑い、苦笑い・・
今、自分はどんな顔をして笑ってる?
 
笑いって・・いろんな答えがあるかもしれない。
映画を見ながら何度も考えたけど、
「あぁ、それでいいんだ」最後は
ほっと一番いい笑いにたどり着いた。
 
最近ちゃんと笑えてますか。
即答でハイと答えるのが難しいなら、
この映画で思いっきり笑って、
そして泣くことをオススメします。
 
今週末から東宝系にてロードショー