2010年3月14日日曜日

佐久島


昨日は佐久島へ撮影旅行へ行ってきました!
船に乗って向かうのだけど、
乗船中もシャッターを押してばかり。
 

こんな写真がどんどん増えていきます。
 

ずっと行きたいと言っていたこの島は、
日本の原風景が残る島でした。
 

どの道を通ってもどこか懐かしくてあったかい。
 

イス一つがこんなにもかっこいい。
 

春もたくさん見つけました。
 

大きな桜も圧倒的な美しさがあるけれど、
こういう背の低い桜は同じ目線で
笑いかけてくれているような気がしちゃう。
  

この島ではすれ違う子どもたちが
みんな「こんにちは」とあいさつして行ってくれました。 
 

そんな子どもたちからのお願いも
もちろんちゃんと守っていきたいところ。
 

春は何だか、みんなをやさしい気持ちにしてくれます。
 

写真の中の笑顔もいつもより少し柔らかい。
  

島では見慣れない光景も。
こちらは薪割り。
 
ダチョウがいたり!!
 

ヤギがいたり!!
 
ステキな流し目をありがとう。
  

そして佐久島はアートの島!
 
海に向かって作ってあるのは「おひるねハウス」
 
早速ハシゴで一番上に上る。
 
「人と海の対話をテーマに
 ゆったりとした佐久島での過ごし方について作家が提案したもの」
と解説があった。
  

海を見るためだけに、波の音をただ聞くためだけにここに入る。
そして対話を楽しむ。それぞれに。
みんなどんな会話をしていたんだろう。
  

昔、駅前の旅行会社のポスターに
 
「人は何を思い、何を探して生きているんだろう。
 浜辺を歩き、波(あなた)と触れ合えばわかるような気がする。」
 
って書いてあったのを何だか急に思い出した。
 
ほかにもこんな山の中に、
 

オブジェがあったり。
こちらタイトルは「空の水―山」
 
最初はアートの島めぐりが目標だったから
MAP見ながら作品を巡るスタンプラリー状態だったけど、
すぐにMAPを放り出し、散歩を楽しむ自分がいた。
 

自然のものが一番のアートな気がしたから。
 

自然の穴があれば向こうを覗きたくなるし、
 
きれいな石は拾いたくなった。
 

何でもない坂がたまらなく好きになって、
 
「わたしがココでドラマ撮ったら
 絶対この坂、エンディングにする!!」と
勝手に妄想が広がった。
 
お昼ごはんは
 

あさりの酒蒸し定食。
佐久島はあさりが有名なのです。
 

夕方は5時すぎの船で戻るのに、
食いしん坊のわたしは晩御飯もここで。
 
夜は元祖大あさり丼!!
これがもう絶品。かつ丼の大あさりバージョン。
臭みが完全に消えて、とろ~り。クセになります。
  

お店に集まってた島の人たちには
「おじさん美人に弱いもんで~」と、
さっき釣ったばかりのお魚のお刺身をたくさん頂く。
 
人と人との距離がとっても近いのが何よりの島の魅力かもしれない。
 

お店から出てくると夕焼けがとってもキレイ。
 

帰りの船でもシャッターを押す手に力がこもります。
 

この日の夕焼けはとても色っぽい。
薄いピンクのグラデーションは昼間のサクラを思わせた。
  

いつの間にかシャッターを押すのを忘れて
ボーッと見とれていたわたしを友達が後ろからパチリ。
それでも気づかない。
 

そんなとき、夕焼けに溶けていく飛行機雲を発見。
こういう奇跡が何よりも心を動かす。 
 

ゆっくりと消えていく飛行機雲を見ながら、
また来ようと心の中でつぶやいた。
 
帰ってきて友人と家で飲みながら、
拾ってきた石に文字を書いてインテリアにしてみた。
 

台所はこんな風。
 

トイレにはこんな風。
 
家中に旅のカケラを散りばめておくと、
いつも急ぎ足の日常がちょっとゆっくりになれる気がする。